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「今の尊さ」を教えてくれる、劇場版コード・ブルー

医療とハート
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みなさんこんにちは、めくばせです。週初めの月曜日、お疲れさまでした。

学生の皆さんは夏休みに突入しているのでしょうか? 平成最後の夏だからといって無理に特別なことをする必要はないですが、「平成最後の夏だから」を言い訳に使うのはとても良いと思います。わたしだったら、平成最後の夏を理由に好きな人を花火に誘いたいですね。ちなみに好きな人はいません。どんどん使っていきましょう、平成最後の夏。

今回のブログは、公開初日に観てきた劇場版コード・ブルーの話をします。極めて個人的かつ重い愛にあふれた記事です。ご了承ください。

《目次》
1.ハンカチ必須の劇場版コード・ブルー

2.10年間で変化した、かけがえのない5人

3.この瞬間は、当たり前じゃない

4.さいごに

ハンカチ必須の劇場版コード・ブルー

公開初日の7月27日。劇場版コード・ブルーを観てきました。

わたしは分かっていました。映画館の椅子に座る前から、映画のチケットを買う前から……いえ、もっと早く、映画化が決まった時から。間違いなく最高の映画になるし、間違いなく号泣する、と。(もちろん開始30秒から最後まで泣き続けました)

なんてったって、ドラマ版コード・ブルーの3seasonすべてで毎回、頭痛がするほど号泣していたのですから。街中のどこかでHANABIが流れた途端に泣けるレベル。

 

3rd seasonでの地下鉄トンネル崩落事故から3か月後。それぞれの旅立ちが「別れ」を意味すると気づきながらも、日々は続きます。そんな時に発生した、成田空港への航空機緊急着陸事故と、東京湾・海ほたるへの巨大フェリー衝突事故。

未曾有の大災害に巻き込まれた人々の命を前に、彼らは命を、力を尽くしていました。

フィクションだと分かってはいても、今この瞬間に、こうして泣き叫んでいる誰かがいる。生きたかったと願う誰かがいる。スクリーンに映される途絶えた命に、生き延びたいと願う人々の声に、懸命な医療行為に、涙を止めることはできませんでした。

10年間で変化した、かけがえのない5人

Wikipediaによると、コード・ブルーの1st seasonは2008年7月3日から始まったそう。ちょうど10年前、わたしは小学4年生の10歳でした。

安全確認を怠った白石と、彼女をかばった黒田先生の腕を切り落とした藍沢。脳死状態の男の子の延命を中止した際、母親に書面での同意を得ずに謹慎となり、患者へ恐怖心を抱いた緋山。スキルを認めてもらえず黒田先生から転院を薦められ、地下鉄トンネル崩落事故では死を目前に生き抜いた藤川と、2度も大切な人を失った冴島。

10年のあいだに多くの挫折と絶望を味わい、一緒に乗り越えてきた5人。

あれほど冷淡で人を‘‘切る’’ことにしか興味のなかった藍沢。途方も無い悲しみと愛を湛えた瞳で患者を見つめ、寄り添い、そして仲間を信頼するようになりました。

誰よりも誠実で真面目で、誰よりも翔北と仲間を想う白石。黒田先生のような救命は作れないと悩み続けたけれど、やっと自分を認め、自分たちらしい救命へと舵を切れました。

口が悪くて傲慢。けれど誰よりも情にもろい緋山。患者が怖いと震えていた彼女は、強い口調を残しながらも愛情たっぷりにフェロ―を育てています。

鉄の女と言われた冴島は笑うようになり、物腰が柔らかくなりました。看護師という立場で医療を支える彼女の安心感は、かけがえのないもの。

現場を和ませるムードメーカーでありながらも、人一倍周りを見ている藤川の笑顔。お調子者なところは変わらないけれど、彼の前向きな姿勢には人を安心させる力が加わった気がします。

これほどコード・ブルーが愛されているのは、5人が仕事やプライベートの経験から何かを得たり失ったりして、それぞれに自分の人生を生きてきたからこそ。レベルアップした5人が再集合することで、何度も見返したくなるような作品に仕上がったのでしょう。

この瞬間は、当たり前じゃない

この作品に出会ってからわたしの人生は明らかに輝き始めましたし、意味を持ち始めたように思うのです。

希望にあふれる作品とは言い難く、やるせなさや不甲斐なさでしばらく涙が止まらないこともあります。でも、生の尊さや大切な人に愛を伝えられることの尊さを教えてくれるドラマは、ほかに見当たりません。

挫折や絶望で途方に暮れても、目の前にある命を助けることだけに命を尽くす彼らの姿に、わたしは何度も自分に問いかけます。「今この生きかたでいいのか?」と。

わたしたちは当然だと思ってしまいます。今日が続くと、明日は来ると。
わたしたちはすぐに忘れてしまいます。いずれ人は死ぬ事実を、それが今日かもしれないことを。

この瞬間を、大切な人に想いを伝えられる今を、その尊さを、いつまでも忘れずにいたいです。

劇場版として終わりを迎えたコード・ブルーですが、5人は今もどこかで懸命に命と向き合っているはず。医者らしくなってきたフェローたちの成功も失敗も一緒に背負い、医者として看護師としてどうあるべきか悩み、もがきながらも、患者を信じて力を尽くすのでしょう。

さいごに

ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。コード・ブルーへの愛があまりにあまって、こんな記事ができあがってしまいました。

前回のこちらのブログ↓

人生のテーマは愛。めくばせの今とこれから

で触れている、将来のこと。

泣き叫んでいる誰かを、救えるはずの誰かを、医療とは別の方法で救えるとしたら。守れるとしたら。医療現場へ送られる前の段階で、何かできないだろうか。と思うようになった理由の1つに、この作品が挙げられます。まずは目の前の相手と向き合うことから。

これから劇場版コード・ブルーを観に行くかたは、ハンカチを忘れずに持って行ってくださいね。

それではまた来週!

めくばせ

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東京でゆるゆると生きながら、ことばと生きている21歳。揺れるものとピアス、視線が好き。人生のテーマは‘‘愛’’。

プロフィール

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